東中国支部:青空キャンプ例会

レポーターが全国の互敬塾支部に伺い、
体験してきた支部活動を「主観」でご紹介する探訪記です。
今回は互敬塾 東中国支部の例会にお邪魔してきました。

互敬塾東中国支部のご紹介

互敬塾 東中国支部
岡山県津山市を中心に、活動。互敬塾会員21名(2023年3月時点)の在籍する支部。コロナ過で始めた、密にならない例会の企画として「青空キャンプ例会」が脚光を浴びている。アウトドアブームやソロキャンプが流行的している中、どのように支部活動に取り入れているのか取材してきました。
レポーター:ポータル委員会 嶋崎 万太郎
(互敬塾福井支部)

行ってきました!噂のキャンプ例会

私が初めて、東中国支部のキャンプ例会に伺ったのは2022年5月の事です。塾生の秋田さんとアウトドア好きという事で話が盛り上がり「少し遠いですが、津山でキャンプ例会をしています。嶋崎さんもいかがですか?」とお誘いされ、興味深かったので思い切って参加することにしました。当時コロナ渦で感染リスクが低い、アウトドアや一人でキャンプするソロキャンが流行っている中、時代にマッチした企画だなーと振り返ります。

私の住む福井からは、片道350キロ。自前のテント、寝袋、椅子などを車に詰め込み岡山県津山市へと向かいます。4時間ほどの晴天のドライブで、景色を見ながらあれこれ考えているうちにアッという間に津山についてしまいました。お昼時だったので、勝央SAで地元名物らしいホルモン焼きそば定食をいただきます。「ムム、これはホルモンとソバが絡み、美味い!」という納得のお味。ごちそうさまでした。

青空キャンプの例会会場は津山より少し北の「箱の社公園」という所。国が管理する川沿いの広い公園で、なんとキャンプが無料で出来る公園だそうです。昨今のアウトドアブームの中、公園にはキャンプのために集まっている人たちが結構います。そんな中、電話で連絡を取り合うと、短い草の生えている奥まった場所のそれらしい車がちらほら。私に到着に気づいた方が駆け寄り「こんにちは、嶋崎さん!支部長の松永です。遠い所ありがとうございます!」と笑顔で迎えてくれました。他の会員さんとも、挨拶をしながら自己紹介をします。皆さん、初対面でしたが温かく歓迎いただき、とても気さくな感じで接していただけました。全員で8名、アウトドアやそして一人でもテントで寝泊まりするソロキャンプが好きな方ばかりだそうです。

PM2時過ぎ。紹介が一巡すると、各々が近い場所にテントを立て始めて寝床の準備を始めます。自分もテントの準備を行い、マットを敷き、椅子を作りと準備が出来ました。中央に輪のように集まり始めると「では、そろそろ青空キャンプ例会を始めます」と、支部長松永さんのあいさつで例会が始まります。

青空のもと、輪になり、インボイス講習

この時、初めて体験した青空のもとでの講習会。税理士の磯山さんという会員の方が、新しく切り替わる「インボイスの制度」をご紹介いただきました。天気が良い大自然のなか、きちんとした経営に関する学びを得る。そのギャップがとても刺激になります。

磯山さんの講義が終わると意見交換に入り、実際に気になる「自分の事業でインボイス制度はどう影響するか?」「一人親方との取引はどうなるのか?」等、経営者視点でどのように対応するかなど忌憚のない意見交流がありました。知識習得だけではなく、実際のところの意見交換。それができる仲間がいることは経営者にとって貴重な情報源だなと感じつつ、学びを深めます。

谷間にあるキャンプ場なので、講習が終わると少し暗くなりはじめてきました。先ほどの輪になって集まる中央に、焚火をつけながら食事の準備です。皆さんテントで泊まりですので、ここからは乾杯。お酒を交えながら、炭をおこし、談笑しながらゆっくりと辺りは薄暗くなる。赤く優しい火がチラチラと動き、パン!と時折炭がはじける音。なかなか風流な例会じゃないですか。

夜はお酒で親睦を図る

肉を焼きお腹を満たしながら、酒を飲む。趣味の話から始まり、他愛もないことからおバカな思い出話、時にはお悩みなども打ち明けて。ゆっくりとした時間の中で、どんなことを考え、そんな人なのか?を楽しくゆったりとした時間の中で交流させていただく。そんな、とても人間味にあふれた時間を過ごさせてもらいました。また、大自然の中で焚火を見るというシチュエーションがとても心をオープンにでき、襟元を開いた交流が出来たのではないかと、そう感じました。

深夜0時を過ぎたことから、頃合いの良いところで各自テントに戻り就寝という雰囲気です。緩やかに始まって、緩やかに終わっていく。交流しつつも、自分のペースで楽しめるという点は、今どきの気風にあっている自由でゆっくりとした雰囲気です。そんな中、深夜になってくると、焚火面の方は暖かいのですが、背中などがめちゃめちゃ寒い。酔いが強いとごまかせていたのですが、さめはじめると寒い。寒い。寒い。5月なので、ちょうどよい気候かと思っていたのですが、風や谷間で寒く10度程度の気温だったのではないでしょうか。そろそろ就寝かなと思い、あいさつをして自分のテントに帰ります。テントの中も、しっかりと寒くガタガタ震えながら、就寝したのを覚えています。

鳥のさわやかなさえずりで目が覚めると朝。あれほど寒かった夜も、日が照り始めるとテントが温まってきます。その温かさで、皆さん起き始めたようで、起きた人からテントから出て、朝食の準備をしています。
「おはようございます。昨日は寒かったですね~」「ちょっと、5月という事で装備をなめていましたね。ヤバかったです!」などと、笑いながらあいさつを交わし、各々好きなタイミングで食事をとります。自分は簡単な、カップラーメン。アツアツのスープが体にしみ込みます。その後は程よく談笑し、用事がある人から自由に撤収して帰るという流れでした。この点も、同じ時間を共有しながら、タイミングは各々で。気を遣うようで、使わないソロキャン的な自由な例会だなーと、しみじみと振り返ります。

私は、せっかくでしたのでキャンプ場の近くにドローンを飛ばして、映像をとるという形で趣味を堪能させてもらいました。そして、帰りは近くの日帰り温泉に寄って煙の臭いを落とし、スープカレーのランチを食べて、岡山のお土産を買ってドライブで帰宅という小旅行を堪能させていただく支部交流でした。

後日談となりますが、あまりの居心地の良い楽しい支部交流で、その後もリピートさせていただきました。7月の大雨の中でのキャンプ例会、翌年2月の雪の残る中のキャンプ例会へも参加するというハマりっぷりとなってしまいました。2月には、キャンプ翌日に支部長の松永さんが主宰される、野外テントサウナにも参加し、これまた自然を満喫できる素敵な思い出を創らせていただきました。東中国支部のみなさん、ありがとうございました。アウトドア好きな方は、ぜひ支部長の松永さんまでご連絡を。
ドローン映像

キャンプ場の雰囲気、嶋崎がドローンで撮った映像がありましたのでご紹介します。

東中国支部探訪のまとめ

・東中国支部は、キャンプ好きの会員の企画で青空キャンプ例会を実施
・実施時期は3-4カ月に1度のペースで実施
・お酒を飲みながら、焚火を囲い語り合える密な会員交流
・青空キャンプ例会で、学び・講義も行う事あり
・とても親密で想いを共有できる仲間が集まっている支部
・ソロキャンプの雰囲気を残した、交流しつつ自由というゆったりとした雰囲気